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カテゴリー「運河」の記事

2016年6月16日 (木)

サントル運河のボートリフトクルーズ(実践編)

ベルギーのサントル運河のクルーズ、何処に予約して何処に行けば良いのか解らなかったのは前回の書き込みに記した通り。せめてもとボートリフトと機器室が公開されている場所に行くことにしました。

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サントル運河には4箇所のボートリフトが設置されています。目指すのは下流から2つ目のボートリフトです。ブリュッセルから1時間ほど、La Luviere-Centre駅に着いた時にはにわか雨の土砂降りでした。土地勘は全く無いので、駅前のタクシーたまりで昼寝していた運転手さんを起こして連れて行ってもらうことに。

私がネットで仕入れた画像を見せたら運転手さんは解ったみたい。でも行き着いた先は新運河のボートリフトでした。Non Non old canal boat liftと強い語調で言ったら、私が想像していた目的地へ連れて行ってくれたのですが、この運転手さんの対応が正解だったのは、先の書き込みで記した通り。

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何はともあれ、念願のサントル運河のボートリフトです。世界遺産とはいえ小雨が降る平日だったので誰も居ませんでした。おかげでじっくり観察することができます。

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サントル運河のボートリフトは一種の水圧ジャッキで上げ下げされます。

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その水圧を作るのはボートリフトに隣接した建物に収められている機器です。高圧の水圧を作る動力源も、運河の高低差を利用した水で、電気や蒸気といった他のエネルギーをつかっていないとのこと。

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個人で見学をしている間にクルーズの団体さんが到着しました。

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私が先ほど見たボートリフトの機器室をガイドさんが紹介しています。

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機器室の前には、クルーズの方が乗船される船が停泊していました。私はガイドさんにお願いして、クルーズに途中参加をお願いしました。最初は怪訝な顔をされていたガイドさんも、I am from Japanとか、I want join your croozとか、World Heritage,very niceとか、必死に訴えたら、しかたねーなーという感じで参加を許可されました。最も100人以上は乗れるクルーズ船には年金世代の20人ぐらいしか乗っていなかったので、あちらも小遣い稼ぎかと思ったのかもしれません。

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何はともあれ、念願のサントル運河のクルーズに参加することが出来ました。にわか雨や小雨続きだった天気も回復して晴天です。

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サントル運河には多くの橋が架かっていて、多くが可動橋です。こちらは旋回式で、クルーズ会社のスタッフがクルマで先回りして、可動橋を操作します。

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こちらは跳ね橋です。やはりクルーズ会社のスタッフが、先の旋回橋を元の位置に戻し、クルマで飛ばしてやってきて、操作します。クルーズ船のスタッフも忙しいですね。

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やがて最下流の4番目のボートリフトが近づいてきました。このクルーズのハイライトです。

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ボートリフトの水門が開き、船ごと水槽に入っていきます。

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水門が閉じて、クルーズ船を入れた水槽がゆっくり下がっていきます。

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ゆっくりゆっくり下がってきました。最下流のボートリフトでは15メートルの水位差を克服しているとのこと。先ほどくぐった水門を見上げます。

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降りきって、前の水門が開きます。

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15メートルの水位差を降りました。こちらのボートリフトにも操作室があります。

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クルーズ船は出発地である新運河のストレピ・ティウのボートリフトに戻ります。旧運河と新運河には7メートルの水位差があるので閘門で越えます。此処では下り側だったので、豪快な水しぶきはなく、粛々と水位が下がっていきました。

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現代で活躍しているストレピ・ティウのボートリフトは1350トンの船を73.15メートルを一気に上下させます。見上げるような巨大な施設でした。左側の水槽が上下しているのが解るでしょうか。

帰りはLa Luviere-Centre駅までタクシーで。railway stationと言ったのに、私の日本語訛りの英語が通じなかったみたい。La Luviereの街並みの中心地で下ろされそうになりました。運転手さんに再度railway stationと言ったら解ってくれたみたい。回り道したのでメーターは20ユーロぐらいになっていて、運転手さんも恐縮していましたが、
You mistake,I mistake,each other.
No problem!.
文法的にはは???ですが、意味は通じたみたい。もちろん20ユーロを出してお釣りはチップです。

2016年6月15日 (水)

サントル運河のボートリフトクルーズ(予約編)

運河クルーズネタをもう一つ続けます。

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ベルギーには多くの世界遺産があり、サントル運河とボートリフトもその一つです。ボートリフトとは、船を水槽に入れて上下させる、船のエレベーターです。その存在を知って、今回は厳しいスケジュールを割いて訪ねてみました。

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2002年にもっと規模の大きい運河とボートリフト(ストレピ・ティウ ボートリフト)が開通したので、世界遺産のサントル運河は観光客を乗せたクルーズ船が行き来するだけになっているようです。

ただ、サントル運河は世界遺産に登録されているにも関わらず、旅行ガイドブックには全く紹介されていないのです。「地球の歩き方」でもサントル運河が世界遺産に登録されているという記述があるだけです。クルーズ船があることはネット上の情報で知っていましたが、何処に予約してどう行けば良いのかは今ひとつ解らないのです。

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先に1つの正解を記しておきます。
サントル運河のクルーズは複数の会社があるみたい。私が参加した運河クルーズのイメージキャラクター、お世辞にも可愛いとは言えない、ゲゲゲの鬼太郎に出てくる妖怪ネコ娘風のが紹介しているのは、運河クルーズ会社のパンフレットです。現物をスキャンしました。無断転載ですのでごめんなさい。

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ベルギー版の妖怪ネコ娘によれば、世界遺産に登録されているサントル運河のクルーズは、4月01日から10月30日の火曜日から日曜日の運行で、2時間30分のコースは午前10時と午後02時のの出発です。集合場所は新運河のボートリフト(ストレピ・ティウ ボートリフト)の受付に集合です。午前の便はボートリフトから出発し新運河を少し走ってから旧運河との閘門を登り、旧運河に入って世界遺産のボートリフトを1つ体験し、旧運河を走ってから、下から2つ目のボートリフトの動力室を見学して終了。集合場所の新運河のボートリフトへはバスで送迎します。午後の便はその逆のコース。どちらを選ぶかはお好みです。

これら新旧の運河とボートリフトへが有るのはベルギーのエノー州で、La Louviere- Centre駅が最寄駅のようです。ブリュッセルから1時間間隔の快速列車で1時間ほど、運賃は8.4ユーロです。駅前に常駐しているタクシーで20ユーロほどです。

2016年6月14日 (火)

サン・マルタン運河のクルーズ

凱旋門とエッフェル塔、パリで形式的な観光をした後は私の趣味的な観光へ。目指すのはパリ区内の北東部にあるサン・マルタン運河のクルーズです。

サン・マルタン運河は船での輸送が盛んだった18世紀に作られ、パリへの物流に活躍しました。鉄道そして自動車に役を譲った今日では、運河のクルーズ船が運航されています。この運河クルーズが面白いのは標高差を越えるための閘門を体験できることです。

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サン・マルタン運河には複数の会社がクルーズ船を運航しています。私が選んだのはカノラマ社のクルーズでした。船着場はフランス革命の発端となったバスチーユです。乗船場所は何処だろう?、事前にネットで調べてはおきましたが、何のことは無い、メトロA線のバスチーユ駅がサン・マルタン運河の上にあり、下り線のバスチーユ駅ホームの窓から船着場が見えていました。

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駅の出口から少し歩きましたが、何とか船着場へ。ガイドブックでは要予約と書かれているので大丈夫かなぁと不安とともに乗組員に尋ねたら、大丈夫とのこと。実際のところバカンス前の平日なので余裕があるようです。クルーズ代は18ユーロです。

100人ぐらいの席数があるクルーズ船に乗客は観光客が15人ぐらい。文字通りのガラガラでしたが、出港10分前に20人ぐらいの団体さんが到着しました。見たところ中学生ぐらいの少年少女に引率の大人が数人ですから、日本で言う遠足や社会化見学でしょう。ガラガラのクルーズ船は賑やかになりました。

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バスチーユの船着場から出発して、約2kmのトンネル区間をゆきます。トンネル区間には照明設備はありませんが、船のヘッドライトと、所々に明かりと換気取りの立抗があるので、真っ暗ではありません。

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トンネルを抜けると最初の閘門が現れます。閘門とは複数の水門を組みあわせて閘室をつくり、水位差を上下させるもの。

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閘門に入ると、船尾側の水門が閉じられます。

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水位が高い前側の水門の注水口が開かれ、閘室に水が注水されます。

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水門に設けられた注水口が全開され、水しぶきとともに注水され、クルーズ船がどんどん上昇します。

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最前列のデッキにいると、濡れます(笑)。

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閘門を外から見るとこんな感じ。サン・マルタン運河の閘門は3つの水門で2つの閘室を作る二重式で、一箇所の閘門で7メートルほど上昇させます。サン・マルタン運河では4箇所の閘門を通過します。

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このような豪快な閘門を2箇所越えて、中間地点の広々とした場所で休憩します。ここで運河を下ってくるクルーズ船と交換するとともに、遠足の中学生たちが降りていきました。変わりに乗ってきたのは、同じく遠足の幼稚園児でした。クルーズ船は大賑わいです。

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中間地点あたりは、静かな水面沿いに遊歩道がある、落ちついた住宅街という雰囲気です。散歩やジョギングを楽しんでいる方も多いみたい。私は閘門の上り下りで大興奮でしたが、街並みの雰囲気もかなり良いです。

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中間地点の終わり、再び閘門が現れます。運側を渡る橋が架かっていますが、クルーズ船が通る時には、通行を止めて橋を動かす可動橋です。

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初めて?のクルーズで子供たちは大はしゃぎです。ちょっと寂しい乗船率だったので、思わぬ団体さんに、こちらも微笑んでしまいます。

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中間地点から閘門を2つ抜けて、運河沿いの遊園地に接岸しました。ここで幼稚園の子供たちが降りていきました。これから遊びに行くのかなー。少し走ってパリメトロ2号線Jaures駅近くの船着場に到着しました。02時間30分のクルーズを大いに堪能しました。


個人的な意見ですが、
閘門のクルーズでは、今回の私のように、運河を上る方が面白いかと思います。下る場合は豪快な水しぶきを体験できないからです。














2009年8月 7日 (金)

中島閘門

富山に泊まって、中島閘門を見物してきました。

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閘門とは、「閘門(こうもん)は、水位の異なる河川や運河、水路の間で船を上下させるための装置である『ウィキペディア(Wikipedia)』より」。通常は2つの水門を組合わせです。

欧米ではあちこちで見られますが、内陸水運が発達しなかった日本では珍しい存在です。この中島閘門は富岩運河のほぼ中間地点に設けられていて、約2.5メートルの水位差を越えています。

画像を御覧の通り、水門で仕切られた巨大な水槽(閘室)です。この中に船が入って、前後の水門が閉じられ、水位を調節します。実際に閘室に入った船に乗っていると、船が上下に動くのです。まるで船のエレベーターです。

実用としての運河はその使命を終えていますが、復元されて、国登録有形文化財になっています。いつかはイギリス風のナローボートに乗って、この閘門を越えてみたいです。

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